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初めの始め。

一昨日、妹から聞かれたんですよ。

ツイッターで回ってきたんだけれど、玄壺(実際は実名で尋ねられました)は最初に『何』で『四神』を知った?」

……む、この答えによっては年齢がわかるらしいが、私の答えは年齢不詳になると思うぞ。

「母さんが借りてきた少女マンガの『遙かなるレムリアより』だったかな。読んだのは小二だったな」

……もちろん、妹にはわからなかったようだ。そりゃなあ、この四神関係は私自身、ある意味感慨深くてな。

当時、先にも書いたように私は小学二年生だったが実は「こっそり」とこのマンガを読んだのだ。「こっそり」なのはあの頃、ドラえもん以外のマンガを家で読むのは母から禁止にされていたからで、だから母がしまい忘れていたそのマンガを若くて文字に飢えていた私は速攻で読んだわけだ。母は出しっぱなしにしていたそのマンガを夜にはどこかに隠したのだが、ドラえもんしか読んだことのない私にはとても刺激的な内容のマンガだった!……ので、いつかはもう一度読みたいと思い、『四神』『生まれ変わり』『少女マンガ』……この三つのワードをマンガを買ってもいいと許可の出る小学六年生まで憶えていたんだ。

小学六年生になってからはそりゃあ、探しましたよ。題名は憶えていないけれど、三つのワードはある。しかも六年生になるまでの間、四神とは何かなど調べまくったものさ。けれど、そこまで憶えていたのにそう簡単にはなぜか見つからない。そりゃそうだ。実際は私が小学二年生の時に出されたマンガではなかった。それよりももっと前だったのだ。そうなると、普通の書店にはない。探すならば古本屋が妥当かもしれない。

しかし! 私の住んでいるこの町に古本屋は少ししかない! ……ってか、あるのか!(実際はあったけれど、マンガよりもエログロナンセンスカストリ本蒐集家御用達とか、ある意味とんがった古本屋ならあった。……珍しい)

なので探しに探し回って高校生になり、ようやく盛岡の古本屋で見つけたときは感動しました。すごい感動しました。でも、購入できなかった……。いや、しなかったんですよ。思い出補正がかかりすぎていたのか、再度読んでみればあらあらまあまあ……こっぱずかしくなりましてね、それであのとき逃げるように本屋を後にして購入しなかったんですわ。

でも、今だったら買いますね! 少女マンガを読むには助走(?)が必要なのですが、助走の仕方は覚えた! だから今なら買える! でも! 文庫本サイズは無理だ! 文字が小さい! この歳ですでに老眼になりかけている私には、かなりしんどいものがある!(……多分、文庫本サイズの川原泉のマンガを読めと言われたなら、即答で無理と答えられる)

……ところでですね、このマンガを探すにあたり四神を知ったおかげで、自分の話作りのベースができたような気がするのですよね。一番の根底にあるのは、グリム童話です。これは揺るぎようのない下地ですね。んで、次が田中光二の『悪霊の街』シリーズ(これも全巻揃えるのに販売元の書店にまで問い合わせまくったりして10年近くかかった……)、谷恒生の『魍魎伝説』シリーズ、そうして大藪晴彦の色々なハードボイルド小説、これらがなければ、エログロナンセンスに目覚めなかったよなあ、自分……。きっと、多分……。

そう思えば何かに夢中になるって大切ですねえ。

後でまた探そう、遥かなるレムリアより。今度こそ、購入するぞ。

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